2013年12月16日月曜日

HDMIスプリッター LKV312


激安HDMIスプリッターとして話題のLKV312。
PCの画面とプロジェクターにHDMI信号を分配するために導入してみた。
レピーターとしての機能もあるらしいのでちょっと期待が高まる。

早速観察。
パッケージから漂うこの手の中国製品にありがちな怪しい雰囲気。
Web上にもいくつも類似品があり、メーカーもkanaanを始め様々。どこがOEM元か全くわからない。
今回はamazonからCOMPAQ社のLKV312ということで1930円の格安で購入。
案の定商品箱にはメーカー名の記載が一切なく、MODEL:HDMI-102Fと書いてある。どう見てもLKV312なのだが…


本体は手のひらサイズの小型筐体。
意外に重厚感があり、チープさは感じられない。
この他にACアダプターと説明書の紙切れが一枚入っていた。
ACアダプターは中国製品らしく、高輝度青色LED搭載でとても眩しい。
ジーというやばそうな音鳴りもするので使用はおすすめしない。
ACアダプターを使わなくてもHDMIのバスパワーで駆動できるので、PC電源に負荷を掛けたくない場合に使うといいだろう。


HDMI出力部。
コネクタの間隔も狭くなく、特に問題は見当たらない。
強いて言えば、出力を示す赤色LEDがこれまた高輝度なところくらいだろうか。


早速分解。
メインICはEP9132というHDMI分配専用のIC。
Web上にある発売当初の基板と比べると、だいぶ改良が行われているようだ。


いかにもコンデンサを付けて下さいという空きパターンがあるので、ニチコン製の100μを3つ取り付ける。
パターンを追ってみると、電源部のパスコン用らしい。
あと、amazonのレビューを読むと、発熱で壊れたという報告が多数あるので、EP9132に放熱板を取り付けた。


PCのHDMI出力と接続し、ディスプレイとプロジェクターに分配してみる。
すると、PC上からはプロジェクターの型番が認識された。
事前の情報では、「DEMO TDA19978」と認識されると思っていたので、どうやら仕様が変わったようだ。
ちなみにLKV312の出力に何もつなげないと、PCからは認識されない。
ひょっとしたらHDCP絡みで、認識方法の変更があったのかもしれない。

信号自体は仕様通り1080pまでしっかりと分配できた。
取説には最大解像度1920x1200となっているのがちょっと気になるが、間違い?
とりあえず、壊れずに動いてくれることを祈るばかり。

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