今年の桜シーズンもそろそろ終盤。
でもまだ撮り足りない!ってことで、仕事が終わったその足で単車にまたがって東北へ。
まず立ち寄ったのは、JR磐越東線の小川郷駅。
無人駅だが、盛況当時を思わせる大きな駅舎と古い待合室が残っている。
ここに桜を合わせたらいいだろうなぁ、と思いながら来てみると桜の木がない。
残念。
そのまま県道41号を線路沿いに北上。
道中に夏井川渓谷を横目に見たが、北海道奥地を思わせる風景で、秋の紅葉の時期はとても美しいのだろう。
一時間ほどで、夏井千本桜に到着。
見事な桜が夏井川を飾っていた。
立派なこいのぼりも、桜の横の空を元気に泳いでいた。
耕うん機のエンジン音に混じりながら、ウグイスの声が響く。
日本の故郷の原風景が一面に広がる、美しいところだ。
夏井川両岸に綺麗に並ぶ満開の桜。
もう少し上流に行ってみよう。
しばらく行くと、屋台などが現れお祭りの会場らしき場所に出た。
朝早いこともあって、まだ人は疎ら。
川を跨ぐ鯉のぼりが圧巻。
風が吹く度、桜が一斉に宙を舞う。
それを受け取った川の流れが、また美しい。
名残惜しみながら次の桜を目指そう。
天気が怪しくなってきた頃、会津平野に到着。
当初は根岸駅の近くにある米沢の千歳桜を訪れるつもりが、時既に遅く葉桜となっていた。
そのまま、JR只見線沿いを西へ。
去年逃してしまった会津中川駅の桜は、見事に満開だった。
そして、只見線不通区間にある本名駅へ。
板張りの待合室が痛々しい駅の横で、立派な桜が花びらを落としていた。
「この桜も今日が最後だね」
と通りかかった地元の人が言う。
明日の雨で散ってしまうことを言っているのだろうと思うが、この駅の運命を含めた他の意味があるような気がしてならない。
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今回の旅から、秋月電子で購入したGPSロガー「G-PORTER」を使用して軌跡を記録。
それによると、総走行距離は725km・走行時間18時間だった。
帰り道は予報通り雨に見舞われたが、小雨だったので助かった。
もちろんVX-8DによるAPRSも同時使用。
山間部を除いて、各所でログを残せた。
つくばや宇都宮でも、赤城山まで届いているのが少々驚き。
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