2015年3月30日月曜日
原宿CAPSULEで上映会!
多くの若者であふれるストリートファッション発祥地 東京原宿。
そんな賑やかな街の片隅に、原宿CAPSULEという名の小さな映画シアターがある。
ここでは個人的な映像作品からインディーズ映画まで、様々な上映会が行われているようだ。
今回は、知り合いの結婚式のムービ完成披露試写会を行うということで、招待してもらったのでお邪魔してみた。
原宿を南北に貫く明治通りから逸れ、原宿通りを抜けた閑静な住宅街の中に原宿CAPSULEはある。
注意していないと通り過ぎてしまいそうになる、控えめな看板が掲げられた3階建の建物。
この1階部分がシアターになっている。
上階は住居や事務所が入っているようだ。
入り口には細長い木のベンチとポスターケース。
ここに立つと一気に映画館っぽい雰囲気が漂ってくる。
中に入るとロビー的なスペースがあり、窓際には沢山のチラシが並べられていた。
入り口近くにはレトロMacが鎮座している。
スライドショーとか映画の予告篇を流したらいい感じになりそう。
打ちっぱなしのコンクリート壁にJean Eustacheのポスター。
ここのオーナーの一押しなのだろうか?
ロビーにはチケット売り場が設けられている。
今回は個人上映会なので使用しなかったが、ダミーの鑑賞チケットを配布して…なんてやれば雰囲気が盛り上がりそう。
この部屋は再生機などの上映機材室も兼ねている。
なお、原宿CAPSULEでは機材操作などの上映作業も利用者側で行うルールになっている。
事前にスタッフの方から機材レクチャーを受けられるので、操作に関しては心配はご無用。
チケット売り場の裏側を覗いてみる。
受付窓カーテンもあったりして、なかなか居心地がよさそう。
シアター常設機材を拝見。
基本的に民生機で構成されているようだ。
AVアンプはDENON AVR-X4000。
熱問題対策のためか、アンプ下にはノートPC用冷却ファンが置かれている。
その横にはHDVレコーダー SONY HVR-M25AJとBD再生機器が並ぶ。
HDVが2台もあるのは再生互換保証のためのバックアップなのだろうか。
まさか、フィルム映画さながらに上映途中でテープの架け替えを行うわけではないだろう。
今回はBDでの上映だったので、その下のBDプレーヤー Panasonic DMP-T1000をお借りした。
そろそろシアターに行ってみよう。
玄関横の通路を行けばすぐそこだ。
コンクリートの床に30脚程の椅子が並べられたシアタールーム。
決して広くはないが、小規模上映会にはちょうどいい感じだ。
キクチ科学研究所製の120インチスクリーンの前にはJBLのSTUDIO5シリーズが並ぶ。
誰もが一度は憧れるであろう、夢のホームシアターを見ている感じだ。
リアスピーカーにはJBL 4312Mが吊ってあった。
種類は違えど、本物の映画館御用達のJBLで揃えている所は好感が持てる。
映写機は、PanasonicのDLPプロジェクター PT-DW510。
一応業務用機に分類される高級機だが、年式が古いので解像度がフルHDではない(1280x768)ところが惜しい。
しかし、DLPならではの黒の締り良さと自然な発色で、4Kがチヤホヤされている現代において映像良さは解像度だけではないことを表現してくれる。
試写会開始。
映画館のように上映開始のブザーを鳴らすというかわいいギミックもあり、雰囲気が一層盛り上がる。
音に関しては、打ちっぱなしのコンクリートの部屋なので反響が結構あるかと思ったがそれほど気にならない。
ブロック壁の裏に吸音材でも埋め込んでいるのだろうか。
ただ、フロントスピーカー位置が低めなので、満席状態では後方での聞こえ方が気になるかもしれない。
今回はステレオソースだったので大丈夫だったが、5.1ch制作の場合は特にセンタースピーカーの位置をもう少し高くしたいところ…
音質は安定のJBLサウンド。音量も常識的な範囲であれば問題なく出すことができそうだ。
自前の映像も上映してもらったが、MAの手抜きがばれてしまう…もっと頑張らなければ…
あっという間に上映会は終了し帰路につく。
気軽に映像作品を公開できる場としては、理想的な空間の原宿CAPSULE。
ホームシアターを自宅に構えている人にとってはそうでもないかもしれないが、立地や30人が一度に鑑賞をできることを考えるとなかなか面白い空間であると思う。
少なくとも、自宅のホームシアター欲はいい感じに増していくはず!
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)
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