2015年9月4日金曜日
八丈島写真旅行1日目
伊豆諸島を代表する島、八丈島。
9月初旬という少し遅い夏休みを、この島で過ごした日々を記してみる。
八丈島への行き方は主に2つある。
海路か空路だ。
太平洋のど真ん中にある八丈島は、波が高いと港に接岸出来ないことが多いらしいので、
今回はより確実に渡航できる空路を選択した。
7:30羽田発のANA1891便に乗るため、早朝の山手線と京浜急行電鉄を乗継ぎ、いざ空港へ。
金曜日の朝とは言え、羽田空港は大勢の人が旅の支度をしていた。
手荷物を預けた後、朝食を取りながら空港アナウンスに耳を傾ける。
本日の天気は曇り時々雨。
搭乗予定の飛行機は、八丈島上空の視界が悪いために羽田へ折り返す可能性もあるという条件付き運航となっていた。
保安検査場を抜けて501搭乗口へ。
500番代待合室で搭乗開始を待つ。
この日の八丈島行きはタラップによる搭乗ではなく、バスで飛行機まで行くという国内小路線にありがちな搭乗方法だった。
いよいよ飛行機へ搭乗。
曇り空の下に待機している、エアバスA320型機に乗り込む。
フライト時間は約50分。
海路だと10時間ほど掛かるので、島での滞在時間を大切にしたい場合は空路がオススメだ。
無事に着陸態勢に入り、眼下に八丈島が見えてきた。
しかし、どうも雨らしい。
到着ロビーに入り、まずは手荷物の受け取り。
思いのほか、釣りのために来島する人が多いようで、クーラーボックスや長い竿がコンベアの上をグルグル回っていた。
無事荷物を受け取り、八丈島散策開始!
といきたいところだったが、天気は生憎の雨。
憂鬱な気持ちになりつつも、まずは予約してあるレンタカー屋に向かう。
八丈島には幾つかレンタカー屋はあるが、今回はHP上の情報も多いモービルレンタカーを利用。
お店は空港から離れているが、送迎バスが運行されているのでとても便利である。
当初はバイクをレンタル予定だったが、初日だけ車を貸してもらえないか相談した所、空きの車を手配して頂いた。
品川ナンバーになんだか違和感を感じる。
レンタカーで島を散策。
途中巨大な廃墟を見つける。
八丈一周道路を北東に進み、途中で八丈富士と言われる西山を登る。
道端に設けられた展望台からは、今は無人島になっている八丈小島が一望できる。
そのまま山を登り、「八丈富士ふれあい牧場」へ。
街を見下ろす広い牧場で、数頭の牛が気ままに牧草を食べていた。
曇の牧場散策もそこそこに、山を降りて次は島の南東を散策。
島の観光スポットになっているという、玉石積みを見に行くことにする。
八丈一周道路から玉石積みの石垣へ入るところにある大里商店。
丸型郵便ポストといいなかなかいい味を出しているが、どうやら現役営業中の様だ。
南国らしい木々が生い茂る中、見事な玉石積みが目の前に現れる。
八丈島の玉石積みは、その昔流人が積んだものが今もそのまま使われているとのこと。
幾つもの台風から島生活を守ってきた歴史ある石垣。
それにしても、同じような大きさの石をよくこれほど集めたものだ。
玉石積みを後にして更に南下すると、「黒砂砂丘」と書かれた看板があったので寄り道。
車を停めて10分ほど歩くと、断崖絶壁の見事な黒砂地帯が現れた。
天気が良ければ此処で夕陽が拝めるらしいが、この日の太陽は厚い雲に隠れてしまっていた。
海風の影響をモロに受けていることもあってか、崖は浸食が続いており足元には注意が必要だ。
今日の宿泊はキャンプの予定なので、ちょっと早めに温泉へ。
八丈島には、源泉の異なる温泉が幾つかあり、それぞれに町営の温泉施設が設けられている。
初日は「ふれあいの湯」で汗を流すことに。
露天風呂もある広めの浴室で、濁りのある泉質が特徴的なとても良い温泉だ。
ひとっ風呂浴びて買い出しをした後に、本日の宿「底土野営場」へ。
海の直ぐ側にある町営の野営場で、利用には事前に観光協会に申し込みが必要だ。
観光シーズンはとっくに過ぎているので、利用客は自分たちも含めて3組ほど。
車は入れないので、100mほど離れた駐車場に置いて荷物を運び、本日の寝床を準備。
そして、島での宴が始まる。
メニューはひたすら焼き物。
野営場は直火禁止な上、飛行機ではガスボンベを運べないので、樹の枝等を燃料にするネイチャーストーブが大活躍。
このストーブは、燃えるものであれば何でも燃料になるのだが、野営場内は思ったより綺麗に整備されていてあまり小枝が落ちていなかった。
そこで、黒砂砂丘へ行く道中にかき集めた木の枝を有効利用。
ふと西の空を見上げると、美しい夕焼けが。
箸をカメラに持ち替え、願いを込めてシャッターを切る。
明日は晴れますように。
○八丈島写真旅行記一覧
・八丈島写真旅行1日目
・八丈島写真旅行2日目 ~レンタバイクで散策~
・八丈島写真旅行3,4日目 ~釣り!そして雨~
Nikon D800 +
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED (@n4okichi)
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II (@n4okichi)
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