2016年1月30日土曜日

渋温泉 金具屋 情景


金具屋には多くの撮影スポットがあるが、中でもこの渡り廊下は外せないだろう。
屋外かと錯覚してしまうこの場所は、実は国登録有形文化財である斉月楼の1階部分。
屋内なのに外のように見えてしまうのは、設計者の目論見が見事に命中しているからである。
夜は暗くて見えない天井は青く塗られており、昼間になると窓からの光がさして、見事に青空が再現されるという。
(翌朝に見たかったが、すっかり忘れていた…)


幾つもの温泉を有している金具屋の代表的な浴場 浪漫風呂。
源泉はほぼ真下にあり、このお風呂にしか使われていないという贅沢な仕様だ。
ステンドグラス窓がモダンな雰囲気を醸し出してくれる。


浪漫風呂入り口の直ぐ前には、タイルが美しい洗面所がある。
横には昔ながらの湯たんぽが置いてあり、蛇口から出る熱い温泉を宿泊客自ら注いで使うスタイル。


外は既に氷点下だが、温泉街を少し散策してみよう。
斉月楼は22時までライトアップされ、その堂々とした佇まいに威厳を感じる。


渋温泉には、温泉街らしく外湯が幾つもある。
今回は金具屋の内風呂で済ませてしまったが、機会があれば外風呂も楽しみたいところ。


雪国の温泉街らしい風景が、至るところに広がる。
この石造りの階段は、温泉寺と呼ばれるお寺に続いている。
このお寺の裏手にも寺湯と呼ばれる源泉があり、直ぐ目の前にある金具屋に引き込まれている。


スノーモンキー効果もあってか、外国人宿泊客の姿もちらほら。
浴衣姿で歩く極寒の温泉街に、何を想うのだろう。


古き良き時代を上手く受け継いでいる渋温泉 金具屋。
実は実家からかなり近い場所なのだが、現実逃避をするためにも(?)また宿泊してみたいと思う。

○関連リンク
歴史の宿 金具屋に泊まる ~文化財巡り編~
歴史の宿 金具屋に泊まる ~源泉巡り編~
・渋温泉 金具屋 情景

Nikon D800 +
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED (@n4okichi)
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)

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