2012年5月25日金曜日
adat改ソーラーチャージコントローラー
adatの筐体を使用したソーラーチャージコントローラーがついに完成した。
ソーラーパネルからの電力を、DC-DCコンバーター(MPPT)を経由して、バッテリー及び外部機器への給電を制御する機器だ。
フロントには4連7セグを3つ装備。発電・バッテリー・消費の3つの電力をリアルタイムに表示することができる。
さらに、元VTR挿入口にはLCDも設け、各種電流・電圧・温度など更に詳しいデータの観覧・設定が可能である。
最大電流は20Aで設計。電圧は今回は12V仕様だが、設計上は24Vへのバージョンアップも視野に入れている。
温度計は8系統接続可能。
また、今回工夫した部分としてイーサネットでのリアルタイム操作・監視を実現した。
使用したのは秋月電子のPICNIC。
PICNICはWebサーバーを搭載したI/Oボードで、これを経由してコントローラをPCから操作することができる。
別PCで定期的にログを取得することでグラフ化することが容易になった。
基板は強電系と弱電系で分離。
右のメイン基板には表示・制御用としてPIC 16F877を10MHz駆動で使用。I/Oはすべて使い切った。
強電系の制御には、フォトカプラを経由してPチャンネルMOS-FET 2SJ554を計4つ使用。
秋月電子のラインナップでは、Pchで大電力&低ON抵抗のFETの選択肢があまりなかったので、少し高価だが採用した。
制御回路の消費電流は400mAくらい。PICNICも入れてこれならまずまずといったところか。
電流はホール素子で計測。
スイッチサイエンスのACS715を通販で取り寄せた。
あとは配線を綺麗にしなければ…
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