2013年8月2日金曜日

バイクツーリング用ミキサーイヤホンアンプ


ツーリングの時はナビ/インカム/音楽と音声ソースが多い。
これらの出力をミックスして、メット内に取り付けたヘッドホンを駆動する、ミキサーイヤホンアンプを製作した。
ステレオ仕様で3入力1出力。マスターボリュームだけのシンプル仕様で、個々の音量調整は各機器のイヤホン音量で行う。


電源は入手しやすい単三電池2本。
無音時の電力は30mW位なので結構持つだろう。
ケースはタカチのLC115H-M2。
タカチのこのシリーズは電池ケース込で500円ちょっと。作りは非常に素晴らしく、いつもお世話になっている。


パーツは、一応オーディオグレードのものを使用。
抵抗は温度変化に対応するため金属皮膜。
コンデンサはELNAのDUOREX II。ボリュームはALPS。
アンプ入力段のコンデンサが手持ちでなかったので、フィルムコンデンサを3つ並列で容量稼ぎ。
ボリュームつまみと出力ジャックが近くなってしまったのが、やや心残り。


回路図。
イヤホンアンプにはBU7150を採用
低電圧でも駆動出来るのが売りで、付随部品も少なくコンパクトにアンプを製作できる。
秋月電子で販売されている物はBTL駆動のモノラルアンプ仕様だが、今回はデータシートにあったステレオ仕様に改造している。
秋月のBU7150基板から、負帰還用のチップ抵抗などを外し、新しく抵抗を直付。
出力にはデータシート通り、DCカット用に100μのコンデンサを追加した。
このICにはLSIが仕組まれており、ICの8番ピンのH/LでBTL仕様にするかステレオ仕様にするか動作が決まる。
秋月の基板ではBTLモードになっているので、ステレオ仕様に切り替えたかったが、基板のパターンが極小だったので切断に苦戦。
データシートによると、この動作の違いはミュート機能のありなしとか、歪率が変わってくるらしい。
結局あきらめてBTLモードで使用している。

アンプのゲインは2倍に設定しているが、前段のパッシブミキサーでゲインが大きく下がっているため、出力はそれほど大きくない。
アンプゲインを上げると待機電力も上がってしまうので、使用してみて音量が足りないようだったら少しずつ上げて様子を見ようと思う。

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