2016年2月1日月曜日

サブウーファー(EV Sb121)をホームシアターに導入してみた。


ホームシアターでお馴染みの5.1chサラウンドシステム。
近頃は、7.1chや9.1chなんてものも家庭用として販売されているが、この小数点以下の0.1chとはなにかご存知だろうか?
これは重低音増強のためのサブウーファーのチャンネルのことで、その名の通り“サブ”という位置づけのため小数点以下の扱いになっている。
このサブウーファーの扱いは、設置環境によって様々であることが多い。
ちなみにうちのシステムは、長い間サブウーファーの無い5.0chシステムで運用されてきた。

しかし、最近は重低音を重視した極上爆音上映が流行りだそう。
このビックウェーブに乗っかるために(?)、重い腰を上げてサブウーファーを導入してみた。


導入したサブウーファーは、PA用スピーカーでお馴染みの米Electro-Voice社製Sb121。
現行機種はSb122だが、Sb121はパッシブローパスフィルターを内蔵していない前機種だ。
PA用スピーカーSX300用のサブウーファーという位置づけで、サイズや使い勝手もSX300に準じている。
間違ってもホームシアター用ではないことは、外見を見れば一目瞭然。
ただ、当システムのメインスピーカーにSX80という同社のスピーカーを採用していることもあり、相性などを考えてチャレンジしてみることにした。
最近はアジア圏での生産が多いElectro-Voice社だが、このSb121は安定の米国製だ。


ウーファーユニットは12インチ一発。
思っていたほどゴツくはなかった。
スピコンからの配線ケーブルがちょっと心許ないので、いつかリケーブルしようと思う。


これだけ大きなスピーカーをしかも低周波で駆動するにはアンプも重要になってくる。
今回採用したのは、世界各国の有名映画館御用達 米AMCRON社製MICRO-TECHシリーズ。
低域の再生をする上で重要な指標であるダンピングファクターが1000以上という化け物アンプだ。
ちなみに、このアンプは設定によってステレオ/パラレルモノ/ブリッジモノとモード切替ができるのだが、説明書によるとこの動作モードとスピーカーのインピーダンスによってダンピングファクターが変わるらしい。
Sb121はインピーダンス8Ωなので、最適なダンピングファクターが得られるステレオモードで方chのみの使用とした。


5.1chソースが収録されているソフトには、サブウーファーの音声信号が入ったチャンネル、所謂LFEchがある。
しかし今回は、体に感じるが決して煩くない低音、つまり極上低音を目指すため、この信号に手を加える。
ここで活躍するのが、独RME社製FireFaceUFXについているミキサーTotalMix FXだ。
この自由自在にルーティング出来る機能を用いて、LFEやメインチャンネルから低音部を抜粋してミックスし、更にEQのシェルビングを利用してローパスフィルターをかける。
これにより、パッシブローパスフィルターを内蔵していないSb121でも、自由に低域の音質をコントロールすることが出来る。
ちなみに概算設定ではLPFを55Hzに設定して、メインスピーカーが再生できない“極低音”を担当してもらうこととする。


サブウーファーを追加したことによる現在にシステム構成は上記の通り。
サブウーファー駆動用のMicro-Techには、Mackieのミキサーバスが足りない関係でFireFaceUFXからダイレクトに信号を送っている。


TotalMixで調整しながらBDソフトを視聴。
流石にユニットが巨大なだけあって、部屋がきしむほどの低周波を再生してくれる。
近隣迷惑は覚悟の上だ…。
困るのは設置場所。
42インチPDPに匹敵するその大きさは、かなり目立ってしまうもの…
いよいよサウンドスクリーンの導入で、メインスピーカーごと隠さなければ…

○関連リンク
自宅AVシステムの話
サブウーファー(EV Sb121)をホームシアターに導入してみた。
スクリーンとプロジェクターを吊ってみた。

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