2014年5月1日木曜日

GPSロガー「GP-102+ G-PORTER」を試す~導入編~


         
秋月電子で販売中の台湾CANMORE社製の液晶搭載GPSロガー「GP-102+ G-PORTER」を購入した。
最初はWeb上にも情報の多い「GT-730FL」を購入予定だったが、「GT-730FL」は液晶なしで3000円、「G-PORTER」が3980円。
差額が思ったより少ないので、人柱のつもりで手を伸ばしてみた。
結果、「G-PORTER」は予想以上に多機能でコスパは非常に良いと思ったのでまとめてみる。


まず充電。
USBmini-B端子を搭載しているので、付属のケーブルでPCと接続し充電開始。
2つある操作ボタンのうち、右側のボタンを長押で電源が入る。
「G-PORTER」の操作は、この2つのボタンで基本的に行う。
左右のボタンで操作ターゲットを選択し、右ボタン長押しで「Enter」、左ボタン長押しで「戻る」機能を実現している。
ちょっと長押しの反応時間が長いが、シンプルな操作なので慣れてしまえば問題ないだろう。
初回起動時はGPSの捕捉を促すメッセージが出る。


取扱説明書が添付されているが、あまりにも省略し過ぎなのではっきり言って役に立たない。
主な画面を並べてみる。

(1) 起動時の画面。日付時刻はGPSから得ているので精度は高い。
(2) メニュー画面。ログからフラグ地点一覧、過去のログ、各ステータス、設定が選べる。
(3) メイン機能のログ機能。Run/Bike/Carなどのグルーピングを選ぶとタスクバーにアイコンが出てログ記録が開始される。
(4) ここで右ボタンを長押しし、「Save as POI」を選択すると地点登録画面が出る。9つのアイコンから該当するものを選ぶと地点登録される。
(5) ログ機能には他にいくつか画面がある。速度表示単位がkph(Kilometres per hour)となっているのがしっくり来ないが、平均・最高速度が表示されるのはありがたい。
(6) 高度表示。合計上昇高度、勾配も表示される。
(7) ペース表示。1kmあたり何分かかっているか表しているようだ。
(8) カロリー表示。歩数計と気温も表示される。


(9) 軌跡をリアルタイムに見ることが出来る。登山など道無き道を行く時には役立ちそうだ。
(10) 緯度・経度表示。下の棒グラフはGPS衛星の捕捉状況らしい。
(11) 過去のログ表示ではログ開始日時と日付で一覧が出る。
(12) ログを選ぶと概要が表示される。なお、ログが多いと動作が極端に重くなる。
(13) 軌跡簡易表示。最大スケールが10kmまでなので、それ以上動いた場合は表示されない。
(14) 方位表示。見やすくて良い。
(15) 取説によると天気予報表示らしい。湿度・気温から算出しているのだろうか。
(16) 水準器。疲れて平衡感覚を失った時に役立つかも。


固定方法さえ見つかれば、自転車のサイクルコンピューター代わりとしても使えそうだ。
むしろ車速パルスセンサが不要なので、自転車に余計な細工をしなくていい。
USBコネクタ部分の蓋を閉めればIPX6相当の防水も備えている。
大きさも丁度良いので、これはかなりおすすめ。

電池は満充電で11時間半持った。カタログ値では12時間なので少し少ないが、実用性は問題なさそう。
次は、PCとの連携を試してみよう。

GPSロガー「G-PORTER」を試す~PC活用編~を見る

6 件のコメント:

  1. はじめまして
    本日G-PORTERを購入いたしました。
    手ごろな値段でなかなかの精度のログを取ってくれるのに驚きました。
    私もロードのハンドルに固定したいと考えているのですが、
    どのように固定しているのでしょうか?

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    返信
    1. >スナフキンニョロニョロとさん
      はじめまして
      ロードのハンドルへの固定方法ですが、
      自分はCATEYEのLEDライトのハンドル取付部を使って、
      G-PORTERの背面に市販のマジックテープをつけて固定しています。
      あまり綺麗な方法ではないですが、自転車から離れる時はサクッと外せますし、実用上問題ないかと思います。

      削除
    2. >Genさん
      返信ありがとうございます。
      CATEYEのLEDライトのマウント流用でしたか。
      早速試してみたいと思います。
      ありがとうございました。

      削除
  2. 購入検討中でこちらにいらっしゃる方のために自転車での使用例と問題を紹介します

    自分はハンドルへ固定にこちらのライトホルダーを使っています→ http://amzn.to/2a4FuNS
    本体の上部にゴムリングを引っかけて,
    また反対のS字フックを逆につけ直すと丁度ストラップホールに引っ掛かり,ピッタリと固定されます.
    本体に面倒な工作をせずに取り外しも楽々です.

    ただしどうもハンドルから伝わる振動に耐えられないのか,
    私が購入したものは1行毎にどんどんドットが死んでいきます.
    どうしても自転車で使うというのであれば,
    私の購入したものが単に不良品であったことを祈りつつ,
    上手くショック吸収出来る固定方法を考える必要があります.

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  3. すみません、ウェイポイントは、ソフトにどのようにして吸い出せるのでしょうか。

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  4. このコメントは投稿者によって削除されました。

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