2015年10月2日金曜日

自宅AVシステムの話


友人の家や電気屋さんでホームシアターを目にすると、ちょっと憧れてしまう男心は、理系男子なら特に強いだろう。
自分もその中のひとりで、頭の片隅で理想のホームシアター像を描きながら、コツコツと機材を集めてきた。
まだまだ完成形には遠いが、オーディオ部屋兼テレビ部屋の現状をまとめてみる。




システム概略図は上記の通り。
スピーカーはサブウーハーを除いた5.0ch構成。
メディア再生機としてWindowsPCを用いて、RME Fireface UFXでマルチチャンネル出力をしている。
TV音声も、TVの光音声出力からRME Fireface UFXでD/A。
アナログ音声系は全てバランス伝送で、一旦Mackieのミキサーに入力させて各アンプに分配している。
本来であれば、ミキサーを通さずにRME Fireface UFXからダイレクトにアンプに接続すべきだろうが、
・CD音源と映像音源の音量差を揃えるために、D/AはどちらもUnity Gainで出力してアナログ系でPadを入れた方がS/Nが良いはず。
・FirefaceUFXにも優秀なミキサー「TotalMix」が備えられているが、やっぱり操作は物理フェーダの方が楽。
以上の2点を踏まえて、このような構成にしてみた。


メインスピーカーは、Electro-VoiceのSX80(アメリカ製)。
8インチウーハーを搭載した、2WAYのPAスピーカーだ。
PAスピーカーの代名詞的存在であるSX300譲りの解像感の高さで、現代のあらゆるメディアに適した音を勢い良く奏でてくれる。
低音も迫力十分で、SX80があればサブウーハーなしでも十分だ。
JBL J216pro(アメリカ製)はメインの座を明け渡し、今はスピーカー台となってしまった。


センタースピーカーは、モニタースピーカでお馴染みのGENELEC 1030A(フィンランド製)を採用。
映画では、セリフの殆どがこのスピーカーから出てくるので、こちらも解像度が重要となってくる。
小さい筐体にも関わらず、ラージモニターの雰囲気を漂わせるダイナミックな音は、流石GENELECだ。
パワードスピーカーなので電源がスピーカー本体にあるが、SSRを利用して後述のオーディオシステムから遠隔で電源操作が可能になっている。


リアスピーカーは、往年のスタジオモニターでお馴染み、YAMAHA NS-10M STUDIO(日本製)。
中学3年の頃に中古で購入し、かれこれ10年以上の付き合いとなる。
未だにスタジオで現役の仲間も多く、中高域の再現性は流石といったところ。


ソファー横の棚は、各種操作をするための機器スペースとした。
42インチプラズマテレビとPCは、CANAREのイコライザ付きHDMIケーブルで接続され、Blu-rayから各Webメディアまで見ることが出来る。
音楽も、別部屋にあるサーバに保存されたFlacデータをASIOドライバ経由でRME Fireface UFXに送って再生。
RME Fireface UFXの性能は素晴らしく、リファレンスでいつも聞いている「Eagles - Hotel California」を聞いた時は鳥肌が立った。
ミキサー上のVUメータYamaki VUM-A84は、各バスの信号監視用。


整然と積まれたラック機材たち。
上から、
・RME Fireface UFX(ドイツ製) - USB Audio I/F
・Amcron(crown) D-75A(アメリカ製) - PowerAmplifier
・AB International 200(アメリカ製) - PowerAmplifier
・TOA PD-15(日本製) - Power Distributor
本当はラックマウントが望ましいが、4Uくらいだったら熱対策をすれば積み上げでも十分実用的だ。

良い機材が手に入れば、これからも少しづつ変わってゆくだろう。
さて、今日はどんな音楽を聞こうか。

○関連リンク
自宅AVシステムの話
サブウーファー(EV Sb121)をホームシアターに導入してみた。
スクリーンとプロジェクターを吊ってみた。

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