Canonの放送用広角ENGレンズ「HJ11ex4.7B IRSE」。
数あるレンズの中でも、CanonのHDレンズとしては最高クラスの「HDxsシリーズ」を冠した、ハイグレードレンズだ。
早速外に持ち出して、2/3インチの放送用HDカメラレンズならではの広角描写を試してみた。
撮影場所はアクセスの良い新宿駅東口付近。
この日は雲ひとつない晴天でお祭などの催し物も行われていたが、途中でカメラのバッテリーが切れてしまった。残念。
型番に書いてある4.7とはワイド端の焦点距離を指している
日頃35mmフィルム用レンズを使っていると4.7mmという数値はあまり馴染みがないだろう。
標準と呼ばれるENGレンズのワイド端が7.6~7.8mmくらいなので、それに比べるとかなり広角なことがわかる。
なお、このHJ11ex4.7BBは、x2のエクステンダーを併用すると4.7~104mmの焦点距離をカバーできる。
注意!レンズを分解すると、メーカー修理が受けられなくなる可能性があります!
ドライブユニットの構造に興味があったので、ちょっと覗いてみる。
なお、レンズからドライブユニットを外すと、アイリスやズームのロータリーエンコーダーとのギアの整合がとれなくなってしまうので、そこを調整できる技術がないと元には戻せない。
安易にドライブユニットを分離させるのは良くないだろう。
ドライブユニットは思っていたより軽い。
レンズ側に付いているエクステンダーのセンサー線があるので、分離の際は無理な力がかからないように注意が必要だ。
手元には有機ELのディスプレイが設けられており、各種パラメータやボタンのアサイン設定が行える。
この機能を初めて見た時、レンズもずいぶんハイテクになったなーと思ったものだ。
ドライブユニットを更に分解してみる。
フォーカスドライブユニットが無い機種なので、その分の取り付け空間が余っている。
ズーム・アイリスを駆動するモーターは思っていたより小さいものだった。
歯車がプラスチック製なところも意外。
無理に動かした時に、レンズ側の歯車が欠けるよりこちらが欠けたほうが修理が安いからだろうか。
Nikon D3 + AF-S NIKKOR 28-70mm f/2.8G ED
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