2013年7月18日木曜日

バイク用電源ボックス


今日の情報化社会において、電源確保は重要な問題だ。。
とりわけ、バイクツーリングに際してはこの問題が顕著に出てくる。
日帰りなら、各内臓バッテリーでなんとかなるものの、キャンプなどの長期ツーリングではどうしても外部電源が必要になる。
そこで、今回は気軽に持ち運びができる電源ボックスを製作した。


プラン図は上記の通り。
基本的にはバッテリーをもう一つ追加し、ACCをトリガーにしてFETをONさせ、バイク内蔵バッテリーから一方的に電源を得る。
バイク内蔵のバッテリーに負荷が掛かるといけないので、このFETを用いて電流制限もかけている。
この出力をDC-DCコンバーターによって5Vに降圧し、ハンドルに取り付けたスマホに電源を供給する仕組みだ。
この制御回路とDC-DCコンバーターはバイクのシート下に収納し、電源ボックスなしでも使用できるようになっている。

電源ボックスには増設バッテリーやインバーターなどを収納。
このバッテリーは、エンジンがかかっている時は充電しつつ、ボックス内に設置されたDC-DCコンバーターやACインバーターを駆動する。
エンジンを切るとバイク内蔵のバッテリーからは切り離されるが、接続機器に電源を供給し続ける。
これにより、出発前に地図を確認する際などに、エンジンをかけずにスマホ等を充電しながら作業することができる。


ボックス自体は近所のホームセンターで見つけた1000円しないもの。
一応作りはそこそこで、南京錠でロックできる穴も空いている。
工具箱らしく収納は2段になっており、1段目にすぐ取り出せそうな小物を仕込んでおけば重宝しそうだ。


バイクとの電源接続はXLR4ピン。
防水仕様ではないが、多少の雨なら大丈夫だろう。
NEUTRIK製のダストカバーを付け、コネクタ非接続の時はゴミが入らないようにしてある。
キャンプツーの時はバイクからボックスを切り離し、テントの中に持っていくだけでテント内に電源環境が整う。


下段。
バッテリーやインバーターを入れると結構一杯。
ちなみに、今回の追加バッテリーは秋月電子通商が販売する台湾LONG社製バッテリーWPX5L-BS。
VTR250のバッテリーYTZ7Sより容量が1Ah劣るものの、サイズは同じ互換バッテリーだ。
セルスターターオンリーのVTR250は、バッテリーが上がってしまうとなかなかつらいものがある。
外見は完全に再生品だが、1140円という破格の値段は予備バッテリーには持って来い。
万が一バッテリーが上がってしまった時に、この予備バッテリーと交換することも考慮し、試しに導入した次第だ。
旅中のバッテリーあがりは出来れば避けたいが、予備があることで安心感が格段に違う。

さて、このボックスを従えて何処に旅立とうか。

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