ジャズピアノを嗜む人に必ず立ちはだかるBill Evans。
今日の音楽に多大な影響を与えた、説明不要のアーティストだ。
そんな彼のアルバムの中で、おそらく一番有名なのがコチラ
Bill Evans - Waltz for Debby
1961年にNYのVillage Vanguardで行われたライブを収録した、ジャズの名盤だ。
日本でもカバーされた曲がCMなどに使われているので、知っている人は多いと思う。
古い録音なので決してS/Nが良いとはいえないが、そんなことは全く気にならない。
もう演奏がすごいのだ。
いろいろな伝説の解説は他サイトに譲るが、客席の食器の音まで含められているこのアルバムからは、ライブの雰囲気がストレートに伝わってくる。
しかし、この「Waltz for Debby」よりも頻繁に聞いているCDがある。
Bill Evans - Alone
1968年にNYのWebster Hallで収録された彼初のソロ・アルバム。
リズムやメロディが自然で一見シンプルな演奏に聞こえるが、彼の超絶テクニックが惜しげも無く使われている。
1曲目「Here's That Rainy Day」の0:34付近のG#~Aなんて、「これってナチュラルレスポールの音じゃないの?」と思えるくらい、ピアノの表現力の凄さに驚かされる。
2曲目「A Time For Love」は耳コピ中だが、イントロの1小節の和音を見つけるのにどれだけかかったことか…
楽譜だけでは表現することのできないメロディの数々に、聞けば聞くほど味が染みてくる、イチオシの名盤だ。
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