屋久島登山 荒川-縄文杉-白谷雲水峡を一日で

今日は一日丸々屋久島登山。
屋久島東に位置する安房からバスに乗り、荒川登山口から縄文杉を目指す。
そして一旦登山道を戻り、進路を北に変え白谷雲水峡に向かう計画だ。
距離的には大したことはないのだが、アップダウンの多い山道な上に、雲水峡から宮之浦までのバスの最終が16:10なのでそれに間に合わなければならない。
少しハードな登山になりそうだ。

屋久島登山の朝は早い。
4時台のバスで屋久杉自然館へと向かう。
そこでバスを乗り換え、荒川登山口へ。
オフシーズンなのにお客さんが多いのはさすが屋久島。

6:15荒川登山口着。
ここには屋久島森林鉄道の車両基地があり、伐採が終わった今でもトイレの汚水運搬に活躍している。
先を急ぐので、詳細な見学はパス。

ここから8kmほどがトロッコ道となり、線路の上を歩くこととなる。
早速気分が盛り上がる。

トロッコ道はきちんと整備されているようで、このように最近作られたとみられる石垣があった。

トロッコ道周辺にも屋久島の見どころはいっぱい！
苔むした三代杉に、スケールの大きさを感じる。

登山口から1時間半でトロッコ道終点に到着。
途中だいぶ駆け足で歩いた甲斐があった。
ここからは奥の橋の袂から本格的な登山道を登ることになる。

8:20ウィルソン株着。
入れ替わりで内部を見学。
湧き水が綺麗で神聖な場所の雰囲気たっぷりだ。

9:30縄文杉着。
険しい崖に生えていて、少しイメージと違った。
しかしホントに立派な杉だ。
本日の目標の半分は達成。

雲水峡を目指すため、来た道を戻る。
途中、ウィルソン株裏に出るという旧登山道を通り、昼飯。
トロッコ道と合流後、雲水峡への分岐点を目指して下る。

遊歩道化されてはいるが、線路は十分に森林鉄道の面影を残している。
苔むした枕木、ヘロヘロなレールがたまらない。

途中に方向転換するためのデルタ線があり、そこにはだるま転轍機が設置されている。
ちょこっと持ち上げてみたが、レールとの連携が切られていて機能していないようだ。

もう一方の転轍機は枕木から外されて放置されていた。

木漏れ日がいい感じに線路を照らし、雰囲気たっぷり。

途中には幾つもの切通がある。
緑に染まったこの立派な切通が森林鉄道の歴史を語る。

線路のすぐ脇に苔むした名も無き大木の切り株が。

見事な杉並木の中をくぐり抜ける。
スケールは違うが、戸隠の奥社参道を連想させる光景だ。

12:50ここでトロッコ道と別れて雲水峡を目指す。
再び険しい山道の始まりだ。

疲れた足に活を入れて辻峠に到着。
ここで荷物をおいて太鼓岩を目指す。
半端じゃない上り坂だ。

13:50太鼓岩に到着。
一面に見える屋久島の山々が美しい。
川の流れの音が辺りいっぱいに響き渡る。

14:20辻峠に戻る。
ここで屋久鹿やニホンザルとご対面。
人馴れしているのか、全く逃げる様子がない。

14:50もののけ姫の森着。
こだまが何処からか出てきそうな場所だ。

陽は少し傾いていたが、それがまた良い感じになっていた。

多くの倒れた老木を頼りに、新たな生命がたくさん芽生えていた。

バスの時間が迫っていたので、急いで山を下る。
この吊橋が見えればもう少しだ。

15:55白谷雲水峡バス停着。
バスにはなんとか間に合った。
日頃の運動不足が身にしみる…

Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D（IF）
Fjifilm F200EXR

○九州ツーリング記一覧
・フェリーでバイクを東京湾から新門司へ ～九州ツーリング0日目～
・LCCで福岡・バイクで阿蘇へ ～九州ツーリング1日目～
・阿蘇・天空の道。そして鹿児島へ ～九州ツーリング2日目～
・屋久島登山 荒川-縄文杉-白谷雲水峡を一日で
・本土最南端 佐多岬を目指して。～九州ツーリング4日目～
・都井岬・日南海岸を行く～九州ツーリング5日目～
・愛媛-徳島からフェリーで東京へ　～九州ツーリング最終日～