2015年11月8日日曜日

Blackmagic Video Assist導入記~HDCAM HDW-750運用編~


Blackmagic Video Assistを導入してから早数週間。
やっと外に持ち出して使い勝手を確認出来る日が来た。
この時期は紅葉が始まる季節ということで、少し遠出をして、模擬収録で実戦に耐えるか検証してみよう。


上記が素材映像無加工の物を繋げたもの。
画質の良いVimeoでも御覧ください。→MOMIJI -Blackmagic Video Assist 運用テスト-


Blackmagic Video AssistはProRes422HQで収録。
SDカードはSanDiskのExtreme Proを使用した。
電源は、HDW-750からも供給出来るようにはしていたが、まずは2本のLP-E6でどのくらい動作するのか試してみる。
メーカー公称の動作時間は3時間なので、とても一日は駆動できないと予想出来ていたため、こまめに電源入切を実施。
その結果、今回のような細切れカットの撮影では、電池はそこそこ持つことがわかった。


屋外の撮影のため、Blackmagic Video Assistに遮光フードを自作して付けてみた。
遮光フードといっても、ホームセンターで売っている黒いプラ板を加工しただけなので、材料費は安いがこれがかなり快適。
Blackmagic Video Assistへの固定方法がイマイチ詰め切れてないので、取り付け強度の問題をクリアすれば、日差しの強い現場では活用できそうだ。


今回の検証でわかったこと。
・ピントの山が掴みづらい。
 →フルHDの液晶だが、ピーキング等が表示できないのでVFの代わりにはならない。
  ファームウェアの改良で、ピーキングおよびゼブラ表示を可能にして欲しい。
  11/21追記 ファームウェアVer1.1で表示可能になりました。
・ミニDINのSDI端子が邪魔
 →ミニDINのL字プラグがあれば良いのだが…

・ホーム画面で、カード残量が少なくなると「CardFull」の表示が出るが、残記録時間がわからないので表示して欲しい。

・ProResコーデックの画質は素晴らしい。
 AVCHDとの画質比較は解説サイトが沢山あるのでそちらを見ていただきたい。
 上記動画は実は一部AVCHDの素材も使っているが、条件によってはAVCHDの処理が甘いところがわかる。
 (youtubeだとビットレートが低いので分からないかも知れないが…)
 画面右下にP(ProRes)とA(AVCHD)素材の表記をしたので、参考にしていただきたい。

検証協力:@n4okichi
○関連リンク
SONY HDW-750 テープレス化計画
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